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2014年12月30日 (火) | Edit |
朝起きると外は薄暗い感じだ。別にいつもより早いわけではない。
その理由は、カーテンを開けてすぐわかった。前の畑の奥の林が見えないほどの濃い霧のため、暗く感じたのだ。幻想的な風景だった。
今朝の幻想的な霧
今年最後の可燃ごみを出しにステーションまで歩いた。
気温はマイナス3℃でそれほど寒くはなかったが、道路の雪が溶けている部分が凍って滑りやすくなっていた。
かえって雪が残っている部分の方が滑りにくいので、そこを選びながら歩いた。
霧が晴れてきたのは10時を過ぎたころだった。
堤未果の「沈みゆく大国アメリカ」を読み終わった。
オバマ大統領の目玉政策である国民皆保険制度に実態を掘り下げたレポートだ。
この本を読むまで、手厚い医療から疎外されている貧困層への朗報となる新制度だと思っていたが、アメリカの医療保険制度は、日本の国民皆保険制度とは全く違う制度だということがよく分かった。
オバマケアと呼ばれるこの制度は、貧しい人たちをますます医療から遠ざけ、わずかな医療に回す経済力をますます強欲な保険会社や製薬会社に収奪されてしまう仕組みであることがこのレポートで明らかにされている。
今のTPP交渉で、アメリカの製薬会社や保険会社の大資本が自由化されて入ってきたら、安倍政権では日本の医療保険制度が壊されていくことに抗しきれないだろう。
すでに保険診療と自由診療の二本立て医療を認める動きが出ているのも、その予兆の一つだ。
午後は、バアがカズノコの塩出しを始めたので、カズノコの皮取りを手伝った。松前づけなども準備した。
夜は、ラッカセイの皮をむき炒った。今年は落花生の出来がいまいちで、よそに分けてやる訳には行かないので、細々と自家消費するだけだが・・・。
2014年11月28日 (金) | Edit |
寝室のカーテンを開けると、今朝も晴れて眩しい朝の光が部屋に入り込んできた。
庭や畑は霜で白くなっていた。
数日ぶりの氷点下となり、7時半で温度計はマイナス2℃を指していた。
朝食の後に新聞に一通り目を通してから、青木新門著「それからの納棺夫日記」を読み始め、午後から夜までかけて、時折中断したが読み終えた。
今年の2月に法蔵館から出版されて間もなく購入したが、今日まで手に取ってみることはなく積読状態だった。
この本が出版される前から、青木新門さんが自らのホームページに「新門日記」という日記を毎日のように書き込んでおられていて、それを出版前から読んでいたので、本の内容やそこに込めた著者の思いなどは新門日記から窺い知ることができたので、いつか読もうと思いながら今日に至っていた。
最近、植物の先生の御主人が亡くなられ、死者に対する弔意の表し方などいろいろ思いを巡らせることがあったので、この本を読んでみる気になった。
死者を葬送する仕事の体験が、ブッダや法然、親鸞の説く生死一如の真の意味を理解するに至ったという青木さんの一つひとつの言葉が光り輝いて見えた。
近頃は本を読むのも一苦労で、活字を追い始めると睡魔が襲ってきてなかなか先へ進まなくなっていた。
一日で一冊の本を読了するなど、本当に何年ぶりのことだろう?
次の本の読書へ意欲が湧いてきた。
そんなわけで今日は一度だけ畑にタマネギの様子を見に外に出ただけで終わってしまった。
2011年09月16日 (金) | Edit |
今日も一日残暑で厳しい暑さだった。
夜になってザッと雨が降った後は、涼しい風が家の中に入ってくるようになった。
午前中は、バアの東御市民病院の定期検診に付き合って一緒に出掛けた。
病院までバアを送った後、郵便局に寄って用事を済ませ、カメラのキタムラに7月の里山同好会のときの集合写真のプリントをネット注文してあったので、それを受け取りに行った。
明日の同好会のときに渡すためだ。
バアの診療が終わるのにはまだ時間があったので、東部湯の丸インターの近くのホームセンター「コメリ」に行って時間をつぶした。
先月落雷でインターネットのモデムが故障して以来、近くで雷が鳴るたびにモデム、ルーターの電源を切るようにしているが、それも面倒なので「コメリ」で雷対応のコンセントを買った。
雷サージ軽減フィルター付きとなっているが、耐容量を超えた場合は保護できない、と書いてあるから完璧に落雷の影響を防止することは出来なさそうだが、まずはこれで試してみよう。
「コメリ」から病院に行くと、ちょうど診察を終えたところだった。
会計を済ませ、途中薬局に寄ったり総合支所に寄ったりした後、家に戻るとちょうどお昼の時間だった。
午後は、久し振りに本を読んで過ごした。
1冊は、最近マスコミに登場するようになった京都大学助教の小出裕章著「原発のウソ」(扶桑社新書)。
小出助教は原子力の専門家として原発の危険性を訴え、様々な原発反対運動に専門家の立場から参加している人だ。
今回の福島原発事故でまだ公表されていない危険な状況を明らかにしつつ、放射能被爆の人体に対する危険性を明らかにしている。
放射線の被爆には閾値(しきいち)がない、つまりある一定の量以下の被爆なら安全、というような基準がないという。
今巷で言われている○○ミリシーベルト以下なら人体に影響がない、というのは間違っていることを具体的に指摘している。
さらに現在の世界的な科学技術では、原発でウランを燃やして出る核廃棄物(死の灰)の無害化処理技術が確立できておらず、地中深く遮蔽して埋めるしかないこと、それも確実に遮蔽できる保証がないことも述べている。
さらに国や電力会社が言っている、原発を停めれば、電力不足になるというのも、動かし始めたら最低1年間は停めることのできない原発の稼働率を維持するため、火力発電の稼働率を50%以下に下げているからで、現在の火力発電所の稼働率を70%に引き上げれば、原発なしで電力消費のピークにも対応できる発電量になる、という。
この本を読んであらためて、原発に対する正しい認識を持たなければと痛感する。
もう1冊は週刊誌「週刊現代」。
野田政権の閣僚人事の背景に財務官僚の陰あり、という記事に興味を引かれた。
2011年02月24日 (木) | Edit |
今朝は温度計の目盛りを見違えたかと思うほど、気温が高かった。
プラスの2℃だった。
夜11時から朝の7時まで点けているエアコンの消費量も13kwと、先週まで20kwを超えていたのに比べると随分と減っている。
日中も雲が多かったが、15℃まで上がり、この3日間はすっかり春の陽気だった。
また明日から気温が低くなるようだが。
今日は一日本を読んで過ごした。今月から読み始めている住井すゑさんの「橋のない川」が、3巻目の途中から4巻目まで読み進めた。
被差別部落の二人の兄弟の成長を辿りながら、差別の底にひそむ人間の本質の問題、天皇制や国家権力の実態を掘り下げた名著だ。
重たいテーマが続くので少し疲れるが、緊張感のない生活をしている最近では、ちょっとした刺激になっている。
2010年05月19日 (水) | Edit |
朝起きると外は雨は降ってはいなかったが、土は濡れていた。
明け方にでも降ったようだ。
昨日は野菜に水やりをしなかったので、この雨は良いお湿りになった。
なかなか芽が出なかったカボチャもやっと芽が出てきた。
あとはスイカの発芽がまだなので少し気がかりになっている。
心配で1本購入したポット苗も先日の遅霜で葉が黒くなっている。
下から若葉が出ているので死んではいないようだが。
畑の様子を観察し、寒冷紗をかける骨組みを片付けたあとは、「竜馬がゆく」を読了した。
文庫本8巻だが、読み始めが3月29日だから1カ月と20日も要した。
毎日が日曜日の生活をしているというのに、昔なら一気に読み進めたられた本がなかなか読み終らなかった。
司馬遼太郎の作品は、膨大な歴史資料を駆使しながらも、単なるドキュメンタリィではなく、歴史小説に仕上げているのが面白い。
彼の史観にはいろいろ批判もあるが、小説としては読みでがあった。
この本を読んでからNHKの龍馬伝を見ると、ドラマの薄っぺらさを感じてしまう。
午後から雨が本降りになった。
雨の風景を一眼レフカメラで撮った。
水彩画と違って一瞬で結果が出る。
雨の風景