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2012年09月23日 (日) | Edit |
昨夜から降り出した雨は、今日も一日降り続けた。
気温は17,8℃までしか上がらず、昨日までの半袖、半ズボン姿では寒いので、長袖長ズボンになった。
雨だったら映画でも見に行こうか、と昨夜からバアと話していたので、上田アリオの東宝シネマズに今テレビで盛んに宣伝している高倉健主演の「あなたへ」を見に行くことにした。
1回目の上映がネットで調べて10時20分だったので、その時間に合わせて家を出た。
日曜日のせいかまだ10時だというのに広い駐車場にはすでに車が結構来ていて、アリオ店内は大勢お客さんがいたが、映画館のほうはさほど混んでいなかった。
80数席の館内に入っていた観客はジイたちを含めて30人前後だった。
ほとんどみなシニア世代だった。
団塊の世代の設定の主人公だが、81歳の高倉健が演じるには少し痛々しく感じるほど無理があった。
歩く姿やアップになった手の甲などを見ると、颯爽と肩で風を切って歩いた唐獅子牡丹の面影はもうそこにはなかった。
ストーリーよりも高倉健の老いた姿に気を取られてしまった。
ストーリーは、死んだ妻から、死後に届いた手紙に書かれていた「あなたへ」から始まる遺言で、妻の生まれ故郷の長崎の平戸の海に散骨して欲しい、という願いにこたえるため、勤めていた富山刑務所から、長崎まで車で出かけていく、というものだ。
なぜ妻が生前に故郷で散骨をして欲しいと言わなかったのか、その意味を問いながらの旅の途中で出会う人を通じて、その問いを深めていくという筋書きだ。
局留めで出されていたもう一通のはがきには、さようなら、としか書かれていなかった。
そこで主人公は初めて、妻の死で自分の時間を止めてしまうのではなく、新しく自分だけの時間の流れを作りなさい、という妻からのメッセージだったことを知る、というもののようだ。
最後は、旅の途中で出会った男の一人が、漁に出て遭難し行方不明になった平戸の食堂の母子の父親であることが分かり、お互いに新たな出直しの生き方をしよう、というところで終わった。
映画館を出たら12時半近くになっていたので、アリオ店内のレストラン街でお昼でも食べようと思ったが、どこも行列で諦め、イトーヨーカ堂でお弁当を買って家で食べることにした。
また暑さがぶり返すという天気予報もあるが、今日は夏掛けを仕舞って、羽毛掛け布団に取り換えた。
ここ数日夏掛けだけでは、夜中に寒くて時々目を覚ますことがあった。
お風呂も、シャワーだけでは身体が温まらないので、今日は湯船にお湯を張った。