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2013年12月02日 (月) | Edit |
7時起床、ホテルのエアコンは寝る前に切っていたが依然として暑かった。
加湿器も点いていたが、喉が渇き、自分の鼾で何度も目を覚ました。
朝食は、ホテルの一角にあるローソンで仕入れてきて、部屋でゆっくり食べた。
8時40分にチェックアウト。さいたま新都心は快晴だった。
合同庁舎に勤める人たちだろうか、大勢の勤め人たちとすれ違う。
早めにホテルを出たので9時前には大宮駅に到着、9時22分発のスーパーこまちが来るまでの間、しばらく待合室で待った。
時刻通り来た秋田新幹線で一路秋田に向かう。
仙台までは晴れていたが、盛岡に近づくにつれて曇り空になった。
盛岡で東北新幹線新青森行きの列車と切り離し、秋田に向かうにつれ雨が降り出したのが車窓から見えた。
12時52分秋田に到着した。外は傘をさそうかさすまいか迷うほどの小雨だった。
駅からほとんど繋がっているホテルメトロポリタン秋田に、荷物を預けに行くと、チェックインできるという。
ワンランク上の部屋に600円増しで替えられるというので、そちらに変更するとゆったり広々とした部屋に通された。
新都心のホテルに比べ、ベッドも大きいし今夜はゆっくり眠れそうだ。
荷物を部屋に置き、一息つく間もなくホテルを出て、JRのパンフレットに掲載されていたお店で、稲庭うどんのセットメニューを注文して食べた。
昼食後は歩いて、今年の9月に新しく安藤忠雄の設計で建て替えられた秋田県立美術館に行った。
先月10日までやっていた藤田嗣治の特別展は終わっていて、常設展だけだったが、一番の眼目の藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」はたっぷり見ることができた。
新しい県立美術館は、この大壁画をじっくりいろいろな角度から見られるように設計されていた。
そのほか、藤田嗣治の後援者だった地元秋田の豪商平野家に収蔵されていた藤田嗣治の作品が展示されていた。
藤田のパリで成功を収めたころの作品は少なかったが、妻マドレーヌをモデルにしたデッサン画では、鋭い輪郭線で描いた人物像が印象的だった。
秋田県立美術館
県立美術館の後は、近くの千秋公園を歩いた。もう雨は上がっていて気持ちよく歩けた。
もう一つの秋田市立千秋美術館にも立ち寄った。
ここには藤田嗣治が描いた「花鳥図」を最新のデジタル技術で再現した複製パネルが展示されていた。
常設展示で藤田嗣治とも親交のあった岡田謙三という画家の抽象画20点が展示されていた。
いわゆる抽象画で、作者の意図が汲み取れず、ここは足早に退館した。
その後は、秋田駅の近くの秋田市民市場を覗いた後、ホテルに戻って1時間ほど休んだ。
5時半が過ぎたので、秋田の美味しい地酒でも飲みながら、新鮮な魚介類でも食べようと、駅広に面した別のホテルの一角にある「唐澤茶屋」というお店に入った。
お店の中はがらんとしていて、一番のお客だったようだ。
秋田の人は夜が遅いのかと思いながら「今日のおすすめメニュー」の中から数点注文。
その中で、一夜干しのイカの炙り焼きは、今ネタを切らしているという。
それではと、自分のテーブルで焼いて食べる短角牛を注文したら、天井の火災報知機に反応してしまうので、焼いたものを出す、という。
そんならメニューに載せるなよ、と思いながらも出てくるのを待った。
最初に出てきたお刺身の盛り合わせは、マグロ、サーモン、イカだけ、それもスーパーで売っているお刺身よりも生きが悪く、なぜか菊の花びらが上に載せられていた。
短角牛に至っては、みちのく釣行でいつも泊る平庭山荘の短角牛ステーキとは似ても似つかぬものだった。
45分ほどお店にいたが、その間入ってきたお客は1人だけ、それもご飯だけを注文していた。
駅前の人通りもあるお店なのに、誰も入ってこないのはおかしい。
これは地元の人には人気のないお店に違いないと、これ以上いるのをやめることにした。
まだ、飲み足らず、食べるものも全く満足できなかったので、以前に秋田駅前で飲んだことのある「日本海庄や」に行って食べなおした。
こちらは、お客さんでいっぱいだった。お刺身も鮮度がよく5品みなプリプリしていた。
大吟醸の冷酒を、二人でそれぞれ飲んだ。
バアは、店員が注いでくれるお酒が、コップからあふれ、受ける枡からもこぼれて受皿に溜まる様子を、目を丸くして眺めていた。初めて見たという。
確かに二人で、冷酒などを飲むことは今までほとんどなかった。
1軒目でも1合以上飲んでいたので、このお店ですっかり酔いが回ってしまった。
コップからあふれる冷酒 飲んだお酒は爛漫大吟醸 小やの刺身
ホテルに戻って、そのままベッドの倒れ込んで寝てしまった。
夜中に目が覚めて、シャワーを浴びた。