いつもより1時間早く午前6時に起きた。外はマイナス5℃まで下がっていた。
カーテンを開けると間もなくデッキに猫たちが集まってきて、ご飯をもらうまでのひととき身体を寄せ合って待っていた。

今日は、彩明会の例会で、9日に下見に行った松代のアンズを描きに行くので、中央公民館に8時集合だ。
バアの手作り弁当を持ち、沸かしたコーヒーを持って7時半前に家を出た。
8時前に全員が揃って出発した。ジイの運転する車が先導役だ。
8時40分には現地に到着した。
土曜日で、アンズ祭りの最終日前日、しかも花は満開の見頃とあって、下見の日とは大違いで早くも見物客の車や人が行き交っていた。
風景を描くのにふさわしいポイントを先生と一緒に車で移動しながら探した。
昔ながらの農道で道が狭いので、車を停めておくのも苦労する。
北アルプスが見える絶景ポイントはやめて反対側の山の斜面に人家が点在する風景のほうを選んで、そこで描くことになった。
そこは、観光客も来ない静かな場所だったので、麦畑の一角に陣取って、伸び伸びと描くことができた。
車も畑にトラクターが入る引き込みに入れることができたので楽々置けた。

午前中は風もなく穏やかな晴れだったが、午後になって少し風が出てきた。
午後2時で終了し、先生の講評をいただいた。南側の斜面を描いたのに、左から右へその斜面が、平地のようになっていた。
遠くの山並み遠近感が出ていない。こんなレベルでは、今年の日本水彩本展に出品しても、また落選だ。

帰りは、松代の竹風堂で甘いものでも食べてから帰りましょう、という役員の提案にみんなが同意し、竹風堂まで行った。
こちらも、土曜日の休日で好天とあって混み合っていた。
先日の下見で、栗あんみつを食べたので、今回は栗あん汁粉を食べてみた。
100％栗あんの汁粉は甘く濃厚で、甘党のジイでもお茶なしでは全部飲み切れなかった。
シソの実漬けが添えられていた。

3時半過ぎに東御市に戻り、家には4時過ぎに帰ってきた。
朝読めなかった新聞を読んでいる間に、いつの間にか居眠りしてしまった。
目が覚めて、もう一度新聞を読み返すと、安倍政権の原発推進を基本とする新エネルギー基本計画が11日に閣議決定したことが、一面トップに掲載されていた。
すでに基本計画案が提示された2月の段階でわかってはいたが、様々な批判にもかかわらず原発再稼働を進めているのは腹立たしい。
先日のトルコ旅行の時に福島の二本松市から参加しているご夫婦がいた。
毎日、放射能の濃度を意識しながらの生活の重苦しさを話されていた。
いまだに福島第一原発の放射能のコントロールも出来ていないのに、なんということだろう。
電力会社の電気料の値上げも、将来原発がなくなるならばとやむを得ない、と我慢しているのに・・・。
陰で政府を動かしている電力会社、原子力村への攻撃、批判を強めなければいけない。