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2014年05月31日 (土) | Edit |
今日は里山同好会の例会の日、バアは1時間早く起きてお弁当作りを始めた。
ジイも付き合って早く起きて、洗濯した掛布団のカバーをデッキに干した。
午前8時に家を出て、中央公園駐車場に行った。今回の参加者は、12人となった。
いつもは第3土曜日だが、観察する植物の咲き頃に合わせ、第5土曜日の今日となった。
行き先は、軽井沢の群馬県境にある一ノ字山だ。車3台に分乗し、8時半に公園を出発した。
いつもジイが運転する車が先導するが、今日は別の車に案内人の会長さんが乗り込んだので、その車が先導役となった。
浅間サンラインから国道18号線を経て、県道133号線で旧軽井沢銀座の通りを入ったところで、先導車がUターンをした。
続いていたジイの車ともう1台の後続車も慌ててUターンした。
あとで理由を聞いたら、土日は一方通行で進入禁止となっていたので、ということだったが、実際は午前11時から進入禁止で、まだ9時過ぎだったので通行できたのだったが・・・。
結局軽井沢駅まで走って国道18号に戻り、群馬県境のところで脇道に入り、別荘地が点在するくねくねした道を走った後、熊野皇大神社の境内の駐車場に車を停めた。
旧軽井沢銀座を通り抜けてここまで来た方が直線的にら来れたはずなのだ。
この神社は、長野県側と群馬県側に同じ名前の二つの神社が同じ境内地に並立しているので話題になっている神社だ。
熊野神社
この境内地の先にある鼻曲山登山口を10時に出発。一ノ字山は、鼻曲山登山コースの途中にある。
登山口からしばらく緩い上り坂が続いた後は、ほぼ平坦な照葉樹林帯を歩く気持ちのいい、身体には楽なコースだ。
登山道入口から我々を出迎えてくれたのは、ピンクとも薄紫ともいえる可憐なクワガタソウだ。
白い清楚なユキザサも道中ずっと咲いていた。
クワガタソウ ユキザサ
様々な種類のカエデやケヤキ、ミズナラ、エノキ、クスノキなど新緑の葉に覆われた木々の木洩れ日の中、たくさんの草花が花を咲かせていた。
ニシキゴロモ、チゴユリ、ミヤマエンレイソウ、ルイヨウショウマ・・・。
ニシキゴロモ チゴユリ ミヤマエンレイソウ ルイヨウショウマ
ミツバウツギにアサギマダラが止まって、蜜を吸っていた。
もう遠い南国からやってきたのだろうか。
アサギマダラ
11時半に一ノ字山に到着した。特に三角点や、山頂を示す表示板が立っているわけだはなく、林の中の1本の木の幹の間に、マジックで手書きされた板切れが挟まれているだけのものだった。
一の字山山頂
この近くに群生しているというカモメランを見てから、お昼にしようということで、周辺を探して歩いたが見つからなかった。
会長さんが10年前に来たときには、一面足の踏み場に困るほど群生していた、ということだったが見つからず、諦めかけて一ノ字山のある尾根に戻る途中の斜面で、会長さんがついにカモメランを発見した。
足の踏み場に困るほどではないが、よく探すとポツンポツンと点在していた。
盗掘によるものか、動物による食害によるものか、希少植物が減ってしまうのは残念。
何とかここで生き残って欲しいものだ。
カモメラン カモメランが点在する斜面
カモメランを発見し、ようやく12時を過ぎてから昼食となった。
食事の後、もう一度カモメランをじっくり鑑賞して、一ノ字山を午後1時ごろ出発、熊野神社には2時ごろ戻ってきた。
熊野神社の入口の茶屋で、お茶を飲んだ後、まだ時間があるので、国道18号線の旧道の第99カーブの駐車スペースに所に咲いているハクウンボクを見に行くことになった。
碓氷峠の旧道の何番のカーブに、この時期何が咲いている、という情報がインプットされている会長さんの頭脳に脱帽だ。
ハクウンボクのほか180番のカーブの近くでトチノキやミズキの花も観賞できた。
国道18号旧道99カーブ ハクウンボクの花 トチノキの花 ミズキ
4時25分東御市中央公園に帰着した。
最後の花の観賞として、この公園に咲いているアメリカトチノキと交配しての赤い花が咲くようになったベニバナトチノキを眺めた後解散となった。
アメリカトチノキ