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2010年08月31日 (火) | Edit |
朝3時45分に目覚ましをセットしておいたが、目覚ましの鳴る前に目が覚め、起きた。
出かける準備は昨夜のうちに用意してあったので、顔を洗って服を着替えるだけだ。
4時前に、ヤマちゃんが車のドアを開けて出かける支度をしている音が聞こえてきたので、急いで玄関を出て、ヤマちゃんの車に乗り込んだ。4時ちょうどに出発。
国道254号線、三才山トンネルを経由し、途中朝食、昼食用のおにぎりをコンビニで買って、中房温泉駐車場に到着したのが5時50分だった。
同じ県内だから山奥とはいえ意外と時間がかからずに着けた。
シーズンだと混み合う駐車場も今日は比較的空いていて楽に停めることができた。
駐車場で朝食を食べた後、中房温泉の脇にある登山口まで舗装された道を歩いたが、いきなりの急勾配の道路で登山の助走としては、面食らうほどのきつさだった。
登山口にあるきれいに手入れされたトイレで用を済ませ、登山を開始したのが6時25分。
燕岳登山口のある中房温泉
駐車場からの急な登りには面食らったが、それはほんの序曲に過ぎなかった。
登山口から燕山荘までの登りは、急登に次ぐ急登で、約30分間隔で設けられている休憩場所である第一、第二、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋で休み休み、延々とひたすらのぼった。
中房温泉から燕山荘までの中間点の第三ベンチ
合戦小屋に着くころは、足の筋肉が極度の疲労からパンパンに張ってきて、左足の太ももやふくらはぎがつりはじめた。
二日前にも浅間山に登っているヤマちゃんは、今体調がすこぶるいいようで、ジイはバテバテなのに、ここまで登ってきても全然疲れていないような涼しい顔をしていた。
合戦小屋では少し長めの休憩をとって、家から持ってきたスイカを食べた。
まだ、よく冷えていて、大汗をかいたあとのデザートとしては最高だった。
ここの合戦小屋は、スイカが名物になっていて、8分の1切れを800円で売っていた。
それよりも多い量をタッパに入れてきたので、ヤマちゃんと二人で食べ切れず、あとは燕山荘で食べることにして残した。
冷えたスイカが売りの合戦小屋 家から運んできたスイカを食べた
合戦小屋から燕山荘までは、無理をして足を傷めないよう、ゆっくり登った。
10時32分燕山荘に到着。ここで、昼食をとった。
やっとの思いで到着した燕山荘 今日は眺めるだけの燕岳
ジイの疲労を考慮して、燕山荘から往復約1時間の燕岳には登らず、今日の目的地大天井岳の山小屋大天荘に行くことにした。
燕山荘を11時に出発した。
ここから大天荘までは、距離にして6.8㎞で、中房温泉から燕山荘までの5.5㎞より長いが、ほとんど尾根歩きなので、疲れ切った足の筋肉への負荷が少なく、比較的今までの登りとは違って、ガスの切れる合間から見え隠れする槍ガ岳を眺めながら歩くこのコースは、精神的にはゆとりを持って歩くことができた。
時折ガスが切れて顔を出す槍ヶ岳
それでも、槍ヶ岳へ通じる道と分岐して大天荘へ向かう道は、見た目には緩やかな登りに見えたが、実際に登る道は、疲れ切った足の筋肉には、かなりこたえるものだった。
這うようにしてやっと大天荘に到着した時は午後2時20分だった。
山の本のコースタイムでは2時間半と記されているが、とてもそんな時間では無理だった。
大天荘で宿泊のチェックインの手続きをし、靴を脱いで部屋に入ってしまうと登る気力が失せてしまう心配があったので、リュックだけ置いて、大天井岳へ登った。
4人の貸し切りとなった200人収容の大天荘 最後の力を振り絞って登った大天井岳

山小屋の人からは5,6分で登れますよ、と言われたが10分かけて登った。
途中ガスが晴れて槍ヶ岳が目の前に現れたので、携帯カメラに写し、家で留守番をしているバアに送信した。
大天荘まで降りて来てから、一端部屋に荷物を置いた後、山小屋の外のベンチで、一杯800円の生ビールを飲んだ。
今日一日の疲れが吹き飛ぶような心地よい気分になった。
時折ガスが晴れて眼下に見える穂高、安曇野の方角で、雷が光るのが見えた。
4時ごろから夕食の始まる5時ごろまで、小屋のベッドで眠った。
夕食の席は、4人分だけだった。
200人収容できる大天荘を4人で一人占めできたので、広々とした中で、ゆっくり休むことができた。
6時半ごろにはもういびきや寝息が聞こえてきた。
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