今日も昨日に続き写生に出かけた。昨日は彩明会で、今日は東御美術会だ。
珍しく二日続けての好天で、写生日和となった。
写生場所は布引観音の千曲川だ。
もうこの場所は何枚も描いている場所で、ジイも何度も写真も取りに来て、この風景の四季を描きたいと、雪の降る日に写真を撮りに来たこともあった。
家からも近いので、集合場所の中央公園には行かずに、Fさんの家から現地に直行した。
9時過ぎの現地はまだ朝日が逆光になっていて、川の対岸の林や岩が光ってよく見えなかった。
もっと紅葉しているかと思ったが、ほとんど紅葉していなかった。
自分で紅葉にすることにした。
描いているうちに対岸に日が当るようになり、陰影がはっきりしてきた。

午前中は、正面から陽を受けながら描いていたので、次第に暑くなり、防寒のために着ていた服を脱いだ。
お昼を食べた後は、陽が西に傾いて日陰になってくると、今度は肌寒く感じるようになった。
今日は、講評をしてくれる会長や指導的立場の人が一人も来てなかったせいか、早めに描きあがった人から帰り仕度を始めた。午後1時過ぎまで描いていたのは、気が付いたらジイだけだった。
Fさんもお昼を食べているときに風が吹いてきて、立てておいたイーゼルが風で倒れて、パレットや描いていた絵に水がかかってしまって、描く意欲を失ったのか、描くのを止めて、布引観音の上まで登りに行ってしまった。
何とか一通り描き終えて、ジイも片付けて車のところまで行ったころ合いを見計らったように、Fさんが上から降りてきた。
Fさんを送ったあと家に1時半ごろ戻ってくると、バアは出かけて留守だった。
ミッチャンとウォーキングで明神池に行っている途中とのことだった。
ジイ小屋で、描いてきた千曲川の絵を手直しした。
外で描くとどうしても絵の具の乾きが早いせいか、色が薄くなってしまうので、しっかり絵の具を付けて描き直した。
写生しているときに近くで描いていた先輩の女性で日本水彩の会友の人が、ジイの絵をみて最近描き方が変わってきたね、といっていた。
さすがに最近少し色調を変えていることを、目ざとく見つけた。
この人の描く北アルプスの山の絵に刺激を受けて、チロルの山を描いて見る気になったのだが・・・。
まだまだ彼女のレベルにまでには届きそうもないが・・・。
二日続けて写生をしたので、少し疲れてしまった。