FC2ブログ
2018年06月23日 (土) | Edit |
今朝の天気は昨日と打って変わって曇り空、今にも泣き出しそうな空模様だ。
今日のバアの足の調子はよさそうだったので、雨が降り出す前にリハビリウォーキングに出かけた。
一昨日アップダウンが多くロングコースの中八重原まで歩いたが、今日もそのコースを歩いた。
今日は陽が射していないので歩くのには、丁度いい気候だった。
前回より5分短縮して完歩した。家に着く前からパラパラと雨が落ちてきた。
予報より早めの降雨となり、里山同好会の中止の判断は正しかったようだ。
午前中のリハビリウォーキング
早めの昼食のテレビで沖縄全戦没者追悼式を見た。
女子中学生の平和の詩の朗読に心打たれた。
とても格調の高い素晴らしい詩だったので、誰か詩人の作品かと思ったが後で調べたら、本人が書いた詩だった。
聴いている途中から涙が出てきた。
その後の安倍首相の言葉が何と無味乾燥なものだったことよ。
(長くなるが自作の詩を朗読した相良倫子さんの詩をブログの後に掲載する。段落を無視しています)
午後時1時から買物に出かけた。このころから本格的な雨となった。
Aコープで野菜を買い、グリーンファームでレタス用のシルバーマルチを買った後、イオンに行った。
イオンではバザールが行われていて普段にない混み方だったが、衣料品は買うものがなかった。
パンを焼くのに使う材料など、イオンでしか買えないものだけ買って、アリオに移動した。
イオンが混んでいると思ったが、アリオのほうがさらにもっと混んでいた。
上田ではやはりアリオのほうが集客力は上のようだ。
混み合う店内は思うように歩けないバアにとっては、人とぶつかる恐怖心があるのか、しばらく歩いて疲れてしまったようだ。
それでも午前中のリハビリウォーキングと合わせて1万歩を越えた。
夕方、雨雲が切れて西の空に青空が出た。
夕方の晴れ間

相良倫子さんの詩
私は、生きている。マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、 心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、草の匂いを鼻孔に感じ、遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。私は今、生きている。私の生きるこの島は、何と美しい島だろう。青く輝く海、岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、山羊の嘶き、小川のせせらぎ、畑に続く小道、萌え出づる山の緑、優しい三線の響き、照りつける太陽の光。私はなんと美しい島に、生まれ育ったのだろう。ありったけの私の感覚器で、感受性で、島を感じる。心がじわりと熱くなる。私はこの瞬間を、生きている。この瞬間の素晴らしさがこの瞬間の愛おしさが、今と言う安らぎとなり私の中に広がりゆく。たまらなく込み上げるこの気持ちをどう表現しよう。大切な今よ、かけがえのない今よ 私の生きる、この今よ。七十三年前、私の愛する島が、死の島と化したあの日。小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。草の匂いは死臭で濁り、光り輝いていた海の水面は、戦艦で埋め尽くされた。火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、燃えつくされた民家、火薬の匂い。着弾に揺れる大地。血に染まった海。魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。みんな、生きていたのだ。私と何も変わらない、懸命に生きる命だったのだ。彼らの人生を、それぞれの未来を。疑うことなく、思い描いていたんだ。家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。仕事があった。生きがいがあった。日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。それなのに。壊されて、奪われた。生きた時代が違う。ただ、それだけで。無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。 悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。私は手を強く握り、誓う。奪われた命に想いを馳せて、 心から、誓う。私が生きている限り、こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。もう二度と過去を未来にしないこと。全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。生きる事、命を大切にできることを、誰からも侵されない世界を創ること。平和を創造する努力を、厭わないことを。あなたも、感じるだろう。この島の美しさを。あなたも、知っているだろう。この島の悲しみを。そして、あなたも、私と同じこの瞬間(とき)を一緒に生きているのだ。今を一緒に、生きているのだ。だから、きっとわかるはずなんだ。戦争の無意味さを。本当の平和を。頭じゃなくて、その心で。戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など、本当は無いことを。平和とは、あたり前に生きること。その命を精一杯輝かせて生きることだということを。私は、今を生きている。みんなと一緒に。そして、これからも生きていく。一日一日を大切に。平和を想って。平和を祈って。なぜなら、未来は、この瞬間の延長線上にあるからだ。つまり、未来は、今なんだ。大好きな、私の島。誇り高き、みんなの島。そして、この島に生きる、すべての命。私と共に今を生きる、私の友。私の家族。これからも、共に生きてゆこう。この青に囲まれた美しい故郷から。真の平和を発進しよう。一人一人が立ち上がって、みんなで未来を歩んでいこう。摩文仁の丘の風に吹かれ、私の命が鳴っている。過去と現在、未来の共鳴。鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。命よ響け。生きゆく未来に。私は今を、生きていく。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック