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2021年12月03日 (金) | Edit |
今日は今年の春に建て替えられて名前も信濃美術館から名前が変わった長野美術館に行くことにした。
先月19日から東山魁夷の唐招提寺御影堂の障壁画展が始まっている。
先月初めてセブンイレブンで前売券を買っておいた。
天気予報で今日は一日全県的に晴れの予報だったので、久し振りにしなの鉄道で行くことにした。
田中駅の近くの市の無料駐車場に車を停めて電車に乗った。
まだ新しい車両だった。
しなの鉄道
快速だったので長野駅まで46分で着いた。
昔は各駅停車で1時間近くかかっていたと思うのだが・・・。
長野駅から路線バスで美術館の近くまで行った。
若くて元気だったころなら歩いて行っただろうが、今では美術館に着くまでに疲れてしまう不安があったので、往きだけでもと思ってバスに乗った。
バスでも時間がかかって美術館に着いたのは11時だった。
休日を避けて平日をねらって行ったが、思った以上に混んでいた。
長野美術館① 長野美術館②
東山魁夷の絵は、白馬と森をモチーフとした絵を数々見てきたが、今回の障壁画はまた違ったモチーフと色合いだった。
襖絵を美術館で観る違和感は別としても、作品の前に立つと息を飲んで身動きができなくなるほどの感動だった。
特に実際の唐招提寺の御影堂正面の宸殿の間に置かれている「涛声」を、自然光の中で見たら思わず手を合わせてしまうに違いない、圧倒される迫力だった。
日本画の顔料を使っているのだろうが、透明水彩だったらどんな色を混ぜたらこんな色になるだろうかと、バカなことを考えた自分が小さく見えた・・・。
等身大の襖の大きさで描く前に、下絵として5分の1の小さなサイズで描き、割出図を作って転写する緻密な作業をしていた制作の過程も見られて参考になった。
あとで何度も思い出せるように図録を買った。
東山魁夷展図録
1時間たっぷり堪能して会場を出た後、新しい美術館の屋上に出て、善光寺側の景色や城山公園などを眺めた。
以前の美術館の時は裏山の道路と段差があったが、屋上テラスは裏の道路と同じ高さに造られていて、道路から直接出入りできるようになっていた。
その道路から善光寺本殿まで歩き、参道から長野駅に向かって歩いた。
善光寺
途中で昼食場所を探したがこれと言ったお店がなく、門前プラザ近くまできてTOIGOビルの中の和食のお店に行ったが、満席でしばらく空かないというので、隣の戸隠そばのお店にした。
空腹でもうどこでもいいという感じでお店に入った。
そばは思いのほかおいしかった。ミニかき揚げ丼もきれいに食べてしまった。
戸隠そば
食事の後、門前プラザの市民展示室で日本水彩長野支部の有志が展覧会をやっていると聞いていたので見学した。
ちょうど最終日だった。
半分ぐらいの出品者は、日本水彩の会員の方なので、名前だけはわかった。
何人かは県展をやった時にお会いしている。
ほぼ一人3点ずつで日本水彩展に出品している画風とは違う作品もあって、いろんなものに挑戦しているなと感心させられた。
長野支部
長野駅前まで戻って来て、疲れたので今まで2回ほど入ったことのある喫茶店でコーヒーを飲んで寛いだ。
お店の名前がユニークで「森乃珈琲店曇り時々晴れ」という。
手び練りで焼いたカップとソウサーでお店の特性ブレンドコーヒーがポットにたっぷり2杯分入って出てくる。
喫茶店
ここで1時間ほど休んだ後、駅前の東急百貨店、駅ビルの百貨店ミドリと衣料品を見て歩いたが、年金生活の庶民には手が出ないものばかり・・・何も買わずに家に帰ることにした。
帰りのしなの鉄道は各駅停車で、途中通学の高校生などが乗り降りして混んでいたようだが、ほとんど田中の駅に着くまで居眠りをしていたのでよくわからない。
家に着く頃には薄暗くなっていた。
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