明け方の5時過ぎにメールで起こされた。
こんな時間のメールは、何か大変な連絡かもしれないので、一気に目が覚めてしまう。
内容は、長野県の防災情報メールで、上田地域に洪水注意報が発令された、というものだった。
そんなことで、八重原台地の標高670mにいる住民を叩き起こすなよな、と思いながら再び眠り込んだ。
どうせ雨だろうと、ゆっくり7時半過ぎに起きたらまだ雨は降ってなかった。
安眠を妨害したメールに腹が立った。
雨が降り出したのは、9時半を過ぎたころからだった。
朝の気温は13℃とまるで4月下旬から5月初めのころの陽気だ。
午前中はシトシト降っていた雨が、昼ごろから風を伴った暴風雨に変わった。
窓ガラスに激しく雨が吹きつけていた。
夕方になって雨は上がって、東から北の方角には晴れ間が出るようになった。
浅間連山が白くなっていた。山は雪になっていたようだ。

雲が取れると気温がぐんと下がって、夜には氷点下になった。
午前と午後で、大気が暖気と寒気と入れ替わったようだ。
明日は一転冬に逆戻りすると天気予報で言っている。
一日こんな天候で、どこにも出ることができず、水彩画に終始した。
今月はお人形の絵に取り組んだので、人物を描いてみようと、孫のあーちゃんの七五三のお祝いの時の写真をもとに、描いてみることにした。
デッサンでは、顔の表情、特に眼を描くのに苦労した。
ちょっと線を変えるだけで表情が随分と変化することが分かった。
名画と言われる肖像画の作品のものすごさをあらためて思い知った。
一日たっぷり時間があったので、デッサンを切り上げ、彩色を始めた。
まだ、五分ほどしか出来上がっていないが、バアに見せると、かわいく描いてあげないと怒られるよ、と言われガックリ。