今日は朝から晴天だ。猫たちもデッキで朝ご飯を待っていた。

旧武石村（現上田市）の余里地区のハナモモが満開になっているので、そこへ行こうかとバアに相談したら、松本か安曇野のほうがいいというので、近々行こうと思っていた大町方面もかねてそちらのほうに出かけることにした。
9時に家を出て、鹿教湯温泉から三才山トンネルを抜ける国道を久しぶりにバアと一緒に走った。
わざわざ余里に行かなくても途中の国道沿いにはハナモモの並木が続いていて、ここでも満開だった。
標高が高くなるにつれて、ヤマザクラなどがまだ咲いていた。
松本市内には入らず、まずは安曇野を経て大町温泉郷に行った。
温泉郷の脇を流れる鹿島川の土手で、写生をする予定をしているが、写生する場所の近くに公衆便所があったはずだが、記憶違いだと困るのでまずそれを確認した。
外観のわりに中はきれいになっていた。
　
写生する景色のほうは、かなり構図が難しそうだ。
まだ川の淵の草木が茂っていないが、来月の写生にころは青々としているに違いない。
今は真っ白に冠雪している北アルプスも黒い地肌のほうが大きくなっているかもしれない。
川の景色も川幅が広いので描きにくそうだ。ブーイングが起こらなければいいのだが・・・。
　
この場所は写生旅行2日目に描く予定で、午後2時頃まで描くので、お昼のお弁当の手配をしなければならない。
写生場所から1.5㎞ほど離れたところにあるコンビニに寄って、当日お弁当とお茶の配達をしてくれるか交渉した。
その結果10時30分に写生場所まで届けてくれることになった。
ここまででお昼の時間に近くなったので、前回の下見の時に定休日で食べられなかったイタリアンのお店に行った。
本日の定食を頼んで食べた。
去年の上田支部の下見の時にスパゲティを食べて、鄙にはまれなおいしさ、と気に入って、今度はバアを連れて行った。
バアにも満足してもらったようだ。
　
食事の後、1日目の写生場所にしている青木湖に行った。
ゴールデンウィークからカヌーなどの貸し出しや体験をさせる事業がスタートする場所の近くで写生する予定だ。
そこの事業者が使う宿泊施設のトイレを貸してもらう交渉をしようとしたが、カヌーなどの設備は既に準備してあったが、まだ事業は始まっておらず、人もいなかったので交渉はできなかった。
ただ、湖岸に仮設トイレが設置されていて、使える状態になっていた。
連絡先は3月に下見来た時に写真に撮ってあるので、行く前に電話で確認しておこう。
湖岸をしばらく歩いて写生場所になりそうなところを歩いて確認した。
2日目の鹿島川河畔よりは描きやすそうだ。
　
これでひとまずジイの目的は済んだので、次は安曇野の景色が見渡せる池田町の北アルプス展望美術館（旧町立美術館）に行った。
午後になって逆光気味で安曇野が少し霞んで見えた。
安曇野の田に水が入れ始められていて、光っていた。
県内では一番早く田植えをする農家がいて、毎年ローカルニュースで報道され、顔も覚えてしまうほどだ。
さすがにその田までは見つけられなかったが。
美術館周辺をウォーキングしたが、汗ばむほどの暑さだった。

この後は大王わさび農場に寄って、農場の中のワサビ田などを眺めながら歩いた。
さすがにここは観光客でにぎわっていた。
歩いた最後にワサビソフトを食べた。ワサビ色にはなっていたがツンとくるようなワサビの味はまったくしなかった。
ソフトクリームだからそれも仕方がないか？
　
ここからは、ほかに寄り道をせずまっすぐ家に5時前に帰ってきた。
今日の暖かさで、フジの花が開き始めた。