FC2ブログ
2013年02月28日 (木) | Edit |
昨夜は10時半には眠ってしまった。
夜中に、喉が渇いて痛くなり何度か目を覚ました。
バスタブにお湯を張って乾燥を防いだが効かなかったようだ。
エアコンの風が部屋の中を動いて湿気を奪ってしまうのか、からからに室内が乾燥して、いびきをかく喉をさらに痛めつけたようだった。
こんな生活が3日も続いたらダウンしてしまうだろう。
東京の気温は4月初旬並みの気温になったようで、ホテルの中だけではなく、外も気温が高くなった。
いつもこのホテルに泊まった時は、朝食に目の前でコックさんがオムレツを焼いてくれるので、それをメインにバイキングでいろいろ取ってお腹いっぱい食べた。
普段はカロリーセーブを心掛けているのに、こういうときは食べたいものを食べたいだけ食べてもいいと、自分を許してしまうので、普段の朝食の2倍近く食べてしまった。
ホテルのロビーで長女と待ち合わせし、新宿から小田急線で鶴川まで行って、NPO法人エンディングセンターが運営する樹林墓地・桜葬の見学をしに行った。
鶴川駅から墓地を受託管理する会社の送迎バスに乗り込んで、墓地まで行った。
バアが2年間学んだ学校とは少し離れていたが、広大な多摩丘陵へ連なる高台の丘陵地に墓地があった。
この高台からは、今日は晴れていたので鶴川の市街地はもちろん横浜のランドマークなども見えていた。
冬の天気のいい日には、新宿の副都心や遠く富士山も見える場所のようだ。
墓苑の眺望
墓地・埋葬に関する法律(墓埋法)によって、墓地としての認可が受けられるのは宗教法人、公益法人、自治体に限られるので、墓地としての認可は浄土真宗のお寺で取得している。
この墓地の一角にエンディングセンターの墓地があった。
広大な墓地の個人のお墓が立ち並ぶ一部のスペースや墓地の周りのサクラやコナラ、ケヤキなどが林立する段丘地にエンディングセンターの墓地は点在していた。
エンディングセンターの墓地の特徴は、個人墓のように個々に墓石などを建てるのではなく、桜などの樹木や花を区画内に植えるが、墓石は建てない。
区画内の30㎝四方の中に円筒形の納骨用の筒を埋め込み、他の納骨者と骨が混じらないようにして、筒の中に骨を入れて埋葬する。
いつかは土に還るようになるだろうが、個人墓が、管理費用が途絶えると改葬され墓地がなくなってしまうのとは違い、半永久的に残される。
このお寺が管理運営を委託している会社組織が実際の墓地の管理をしてくれる。
管理費は、墓地の一人当たり30㎝四方の区画を契約する時に支払う料金に含まれているので、後々遺族が管理費を払うことはない。
埋葬する時に、一時的に現在は3万円程度の埋葬料がかかるだけだ。
30分ほど係の人から説明を受けた後、点在する墓地を見学して回った。
すでに契約済みの箇所が多くあまり余地は残っていなかった。新しく造成している場所もあった。
墓地のタイプ1 墓地のタイプ2 墓地のタイプ3
墓地のタイプ4 墓地のタイプ5(造成中) 墓地のタイプ6
いずれにしてもジイとバアのどちらかが相手を看取り、そして最後は子供たちが残った一人を看取るときになって、お墓をどうするか困らないように、ジイとバアが元気なうちに決めておきたいと思う。
今はお寺や神社と結びつかない中立的な墓苑に、個人墓を造ることも可能のようだが、後々子どもたちに負担がかかるようなことはしたくない、というのがジイとバアの共通の思いだ。
といって、合祀や散骨というのも今一つピンとこない。
そういう意味ではここのエンディングセンターの方式は、今のジイやバアの思いに近いものといえるのではないか。
今日は長女にも同行してもらって感想も聞いた。
二女にも話をしてみるが、最後はジイとバアの二人でどうするか、どうして欲しいかは決めるつもりだ。
自分の経験からいっても、親の葬儀や埋葬の仕方については子供どうしであっても、それぞれの生き方や考え方で意見が違ってしまうし、親戚でも加わればさらに混乱するだけだ。
最後は親がどう考え願っていたかが決め手となる。
その親の考え、願いが生前に明かされないまま亡くなってしまうことが多いので、遺族は困るし、争いの一つにもなってしまう。
午後1時に池袋に戻り、昼食を食べた後、電気ショップに行ったり喫茶店で休んだりした後、5時10分発の高速バスに乗って帰った。
途中都内の道路が混んで15分ほど遅れたが、佐久インター南で降車し、マイカーに乗り換えて9時には無事帰宅することができた。