FC2ブログ
2015年03月27日 (金) | Edit |
今朝の気温はマイナス4℃と、昨日の朝より2℃低かったが、体感温度は昨日のほうが寒かった。
昨日はまだ風が吹いていたが、今朝は全くの無風状態、しかも360度空には1点の雲もない快晴だった。
可燃ごみを出しに、毛糸の帽子をかぶりダウンジャケットを着こんで出かけたが、少し大げさな格好になってしまった。
猫たちも陽の当たるデッキテーブルに並んで朝ごはんを待っていた。
朝の猫たち
絶好のお出かけ日和になったので、9時過ぎに家を出て伊那市内にあるかんてんぱぱガーデン(伊那食品工業の本社ビルや工場、レストランや山野草公園、ホール、美術館などの複合施設)に行った。
以前に行こうと途中まで行って、パンフレットの休日案内を勘違いして、閉園だと思い途中で引き返したところだ。
今日は途中で通る高遠城址公園の桜の様子なども見ながらと思って行ったが、こちらの桜はまだ遠目に見ても蕾になっていない様子だったので、素通りして目的地に急いだ。
伊那市に行くのは初めてだが、天竜川に沿って結構商業施設やオフィスビル、住宅が集積されていて大きな町だった。
上尾に住んでいたころ、隣の伊奈町がのどかな田園の広がるところだったので、同じ語音の伊那市もどこかそんなイメージを抱いてしまっていたが、伊奈町とは違い、歴史的には伝統ある城下町だ。
三代将軍家光の異母兄弟である保科正之が青年期を過ごした高遠藩のおひざ元だ。
カンテンパパには11時20分ごろ到着、外はポカポカ陽気で、平日にもかかわらず春休みのせいか子供の姿も多くみられ、思いのほか賑わっていた。
かんてんぱぱショップを少し覗いた後、少し早目のお昼にしようと園内のレストランに入ったら満席で20分ほど待たされてしまった。
食事の後は山野草園などを歩いた。それほど広い場所ではないが、所狭しといろいろな山野草が植えられていて、ミズバショウやカタクリの花が咲いていた。
ミズバショウ カタクリの花
他にもユキワリソウやショウジョウバカマなどが咲いていて、里山同好会で見て歩くよりも一足先に先取りしたような感じだった。
その後は、同じ敷地内にある「野村陽子植物細密画館」に展示してある彼女の原画を観賞した。
世にいうボタニカルアートというやつだが、アクリル水彩で描かれた精緻な絵は、思わず絵に近づいて覗き込んでしまうほど精緻で魅力ある作品ばかりだった。
デッサン力もさることながら、色調の見事さは、とてもジイにはまねができない、と思った。
山岳写真家である青野恭典のフォトアートギャラリーなども見学した後はカフェで休んだ。
最後に夕食代わりになりそうな、寒天ゼリーの素などをお土産に買って帰った。
途中、茅野市内の「大社煎餅」を売っているお店に立ち寄った。
以前諏訪湖に行ったときに立ち寄ったときは定休日でお店が閉まっていた。
この「大社煎餅」というのは、長野に越してきてから、民放のコマーシャルに流されるのをたびたび見るようになったが、東信に住むジイたちにとっては、どこにも売られておらず、幻のお菓子と言ったところだった。
いつか機会があったら買って口にしたいと思っていた。ようやく今日それが実現した。
いろんな煎餅が置いてあるのかと思ったが、種類は2,3種類しかなく、コマーシャルで流されている映像に写っていたピーナツ入りの煎餅を買った。
贈答用に箱入りにしたものは、結構な値段だったので、透明なビニール袋入りのものを買った。
大社煎餅
家に帰り着いたら5時半近くになっていた。
早速夕飯の時に、念願かなって大社煎餅なるものを食べることができたが、期待していたような感動はなかった。
かつて埼玉の行田市の「十万石饅頭」というのがあって、「うまい、うますぎる」というコマーシャルに踊らされて食べた時と同じように、期待と結果が同じにはならなかった。
名物にうまいものなし、ということか?
今夜は、二つのニュース番組で、気になる交代や辞任劇があった。
まずは9時台のNHKニュースウォッチ9の大越健介キャスターが、今日限りで降板する(させられる?)ことを番組の最後に自分で伝えていた。
一緒にコンビを組んでいた女性アナウンサーもとばっちりで京都へ異動させられたようだ。
今年になって、原発の再稼働に慎重なコメントをする大越キャスターに対し、官邸サイドから上層部に横やりを入れたのが真相らしい。
大越キャスターを降板させるより、籾井会長の罷免の方が先だろう(怒)。
さらに10時台のテレビ朝日報道ステーションでは、コメンテーターの元通産官僚古賀茂明氏の辞任が表明されていた。
これも、古賀氏が集団的自衛権などの安保法制化論議やイスラム国に対する対応などで、安倍政権を批判し、「I am not ABE」と現政権批判を公然と行ったことに対して、官邸サイドからテレビ朝日に対し圧力があったようだ。
かなりまともなコメントをしていた月から木曜日を担当のコメンテーターである朝日新聞論説委員の恵村順一郎も昨日で降板になっており、相次ぐコメンテーターの辞任は本人の意思ではないのは明らか、しかも報道ステーションのチーフプロデューサーが左遷となれば言わずもがな、だ。
今の安倍政権は、自らを批判する者に寛容でいられない人物のようで、こういう人が権力を持つと必ず強権、圧政の道を歩くことになる。
これでマスコミが委縮しなことを願うばかりだ。I am not ABE。