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2016年07月15日 (金) | Edit |
昨日は夜9時前には眠ってしまったようだ。
そのせいか5時前には目が覚めてしまったので、そのまま起きた。間もなくホテルの窓から、朝焼けに赤く染まった空と山がきれいに見えた。
早起きは三文の得とはよく言ったものだ。
朝やけ
食事は7時15分からなので6時前にバアと二人で朝散歩に出かけた。
今日は添乗員さんの朝散歩はなしだ。
市街地の中心部にある街のシンボルのようなプロテスタントの教会に始まり、今は使われているのかどうか分からないような風情の古い小さな教会、そしてその先にあるカトリックの教会と付属の建物に囲まれた墓地まで、3つの教会の建物を見学して引き返すという40分の散歩だった。
この間街中で出会ったのは別のツアーの日本人数人と犬を連れた地元の人ひとりだけだった。
古い教会 カトリック教会の礼拝堂 カトリック教会の墓地
朝食の会場が開くのは、通常7時半なのを出発が8時と早いので、15分早めてもらったらしいが、イタリアの場合は日本のように時間通りに開くことは少ない、と添乗員さんが言っていたが、今日は1分前に開場してくれた。
このホテルの従業員は勤勉な方なのかもしれない。
食事を終え、スーツケースをバスに積み込んで、バスが出発したのは時間通りだった。
今日の最初の目的地は、オーストリアの最高峰グロスクロックナーと、そこから流れ下る大氷河が眺められる展望台まで行くことだ。
朝焼けに染まった空もすっかり青空に変わり、今日こそ展望台から見える景色は絶景に違いないと期待に胸を膨らませながらバスに乗っていた。
朝の青空
イタリアから再び国境を越えてオーストリア側に入り、途中ハイリゲンブルートに立ち寄った。
ハイリゲンブルートは日本語に訳せば「聖なる血」という。
イエス・キリストが磔刑になった時に流れ出た血を、聖なる遺物として保存している教会が今も建っていて、それが地名にもなったという。
こういう聖遺物伝説は、キリスト教に限らずいろいろな宗教につきものだが、何かしら目に見えるものを権威づけるための発想なのだろう。
この教会の建っている場所からちょうど冠雪を戴いたグロスクロックナーが見えるというので、観光バスなどの立ち寄り場所になっているようだ。
絵ハガキになるようないい写真は撮れなかったが、カメラに景色を収めた。
グロスクロックナーが次第に雲が刈り始めているのが遠目に見えた。
ハイリゲンブルート教会 ハイリゲンブルート教会内部 教会の庭の十字架 ハイリゲンブルートから見た最高峰のグロスクロックナー
バスはどんどん高度を揚げて山岳道路を上った。
途中に料金所があって、そこから先は有料道路になった。
料金所の入口に表示されている料金を見ると、普通車で35ユーロ(約4,000円)と表示されていた。
この道路を走っている間に次第に霧が出てきて雲行きが怪しくなった。
展望台の駐車場に着いた時には、雪が降っていた。
持ってきた服をありったけ着込んで外に出た。気温は体感的には氷点下だった。
雪の粒
昼食も含め1時間半のフリータイムになったので、2か所の展望台を結ぶ遊歩道をバアと二人で震えながら歩いた。
早々に展望レストランで休んでいる人たちもいたようだ。
歩いている途中マーモットの姿を数カ所で見かけた。あまり人間を警戒している様子もなかった。
マーモット
途中エーデルワイスの花を探したが見つからなかった。
それらしきものを見つけて近づいたら、それは氷漬けになった別の花だった。
氷漬けになった花
グロスクロックナーの山容や氷河はうっすらとしか見えなかった。
残り時間も少なくなってきたので、展望レストランに入ると、中に添乗員さんと数組の人たちがいた。
添乗員さんに助けてもらって暖かいスープとソーセージとポテトフライのプレート、コーヒーに紅茶を注文した。
冷えた身体に温かいスープは少ししょっぱかったが美味しく感じた。
あわてて食べたので、スープを飲み終わり、ソーセージにナイフを入れた後で写真を撮った。
食べかけの昼食のソーセージ
レストランを出て駐車場まで10分ほど歩いたが、皮肉なことにそのころになって霧が晴れてきて山や氷河が見えるようになった。
うっすらと見える氷河 帰り際少し明るくなって見えた氷河
後ろ髪を引かれる思いでバスは次の目的地ザルツカンマーグートに向けて出発した。
ザルツカンマーグートのエリアに入って最初に訪れたのはサウンド・オブ・ミュージックの舞台にもなったハルシュタット湖だ。
10年ほど前に個人旅行でザルツブルグからの半日ツアーで来たことがあるはずだが、着いた場所周辺に思い出せる場所は何もなかった。
1時間の自由時間の間、湖周辺に立つ教会やお土産売り場などを覗いて回った。
船で湖を渡ってきたので船着き場にも行ってみたが、記憶と一致する場所はなかった。
別の湖を船で渡ったのかもしれない。
教会の納骨堂に骸骨が並べて展示してあった。
ハルシュタット湖 納骨堂の骸骨
1時間のフリータイムの後再集合し、湖の一角にあるレストランで夕食を取った。
夕食のレストラン 夕食① 夕食② 夕食③
夕食の後ハルシュタットから14㎞離れた場所にあるゴウザウという静かな保養地風のところに立つバイタルホテルに行った。
ここも2連泊となるところで、部屋も寝室とリビングの2室になった広い部屋だった。
窓の外のバルコニーに出るといかにもザルツカンマーグート風の景色だった。
ホテルのバルコニーからの眺め
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