今日は、山ちゃん家と一緒に霧ケ峰高原トレッキングに出かけた。
9月に予定している上高地涸沢カール行きに備え、訓練の一環として長い時間歩くことを目的として、ヤマちゃんが6時間のコースを考案してくれた。
朝8時に家を出発し、白樺湖畔の無料駐車場に車を止めて、8時50分に出発した。
ジイは初めてのコースだがバアは以前に2度ほど山ちゃん家と一緒に歩いたことがあるコースだ。
駐車場から舗装道路をしばらく歩いて登山口がある大門峠まで行った。
ここからは、急な坂のアップダウンを3回ほど繰り返した。
真夏の強い日差しが後ろから照り付け、首が焼き付くように熱く感じたので、タオルに水を浸して首に巻いた。
少しひんやりしたが、すぐに汗だくになった。
やっと急坂を登ってもまた降りてもう一度登るというのは、目の前にアップダウンが見えるだけに精神的にきつい。
できることなら坂を下りたくない、という心境だ。

この繰り返しが応えてだいぶペースが落ち、予定の4分の1も行かないところでお昼となった。
このコースを歩いている間ほかの誰とも会わなかった。
白樺湖を眼下に見下ろし、八ヶ岳や遠く南アルプスや富士山まで見える素晴らしい景色が堪能できるコースなのだが、おそらくこのアップダウンが登山者を敬遠させる原因なのだろう。
途中で今年初めてのアサギマダラに出会ったり、夏の高山植物がたくさん咲いていてそれを観察しゆっくりしたペースで歩いてきたのだが・・・。
　　　
お昼を食べてエネルギーを補給し再出発することにしたが、ヤマちゃんが計画した全コースはとても回り切れないと判断し、ショートカットして車山肩にコースを変えることにした。
そこはニッコウキスゲを鹿の食害から守るため電気柵を巡らしてあり、そこだけは今満開になっていた。
例年この時期はこのキスゲを見に観光客でごった返す。
特に今日は3連休の初日でもあり、駐車場が満車になるほど混み合っていた。
電気柵に守られたキスゲを一回りして眺めた後、大門峠まで今度は来た時とは別のコースを歩いて戻った。

こちらはほとんどアップダウンはなく、下る一方なので比較的楽に歩くことができた。
駐車所に到着したのが午後4時過ぎ、休憩や昼食などの時間も含めて、出発から7時間15分の行程だった。
歩数計は24,000歩に達していた。
かなりスローペースで予定の距離は歩けなかったが、長時間歩くという所期の目的は十分に達成することができたので、バアにも涸沢カール行きに自信になっただろう。
まだ2か月あるのであと何か所か登山して鍛えることにしよう。
帰る途中蓼科牧場の売店でソフトクリームを食べて火照った体を冷やし5時に家に戻った。
今日は一度も雨が降らなかったので、畑の土はカラカラで、昨日植え付けたレタスの苗がほとんど干からびたようになっていた。
慌てて水をやったがダメかも？